研究旅行奨励制度実施報告
2025年 報告一覧
“異文化”混交のシチリア研究 ―教会建築・装飾における多文化性の現地調査―
この研究旅行では、①聖カタルド教会の詳細な現地調査を行い、特に、上記研究者ディ・リベルト氏による論考のポイントを網羅的に観察・確認しながら、建築と装飾に関する学問的データ収集を行う。また、➁聖カタルド教会とほぼ同時代に帰属する、11~13世紀のパレルモ市内の聖堂、および、パレルモ近郊都市モンレアーレ、チェファル、さらに、イタリア半島南部プーリア州などに点在する複数の聖堂に関してフィールドワークを実施しながら、聖カタルド教会と同様の建築的要素を含む建造物との比較検討を行う。これらの現地での研究調査活動を通して、問題の聖カタルド教会の異文化混交的特徴とその独自性を、より顕著に浮き彫りにしたい。以上、➀と➁の2点が、本研究旅行の主な目的である。
