研究旅行奨励制度実施報告

「クィア」を考える ―現代フランスにおける大衆への表象について―

今⽇のフランスでジェンダーにまつわる事象がどのように表象されているかについて、市⺠の視点から調査する。
現代フランスのメディアで同性愛やジェンダーレスを前⾯に押し出した表象物(例えばジェンダーレスな⾐装やメイクなどで知られるモデルSofia Steinberg、同性愛を前⾯に押し出したモデルPierre Amaury Crespeau、ファッションブランドDIOR の広告など)をよく⾒かけるが、先⽇ミュシャ展で商品的・性的対象としての⼥性イメージを強く押し出した作品を閲覧し、両者のギャップに驚いた。フランスは⽇本に⽐べて「クィアなもの」に寛容であるように感じられるが、実際のフランスの現場におけるジェンダーの表象についてその特徴を調査する。

南ドイツにおけるゴシック建築、ネオゴシック建築

レオナルド・ダ・ヴィンチの「アルノ川流域図」を歩く―ヴィンチ村からピサまでの自然景観と素描を比較しながら―

第2次世界大戦後の欧州諸国における戦後処理-ドイツ、チェコ、ポーランドを巡って-

医療と「癒し」の歴史研究―古代アスクレピオス神崇拝から近世の歴史を辿る―

古代ローマのモザイク画に描かれた娯楽―世界遺産ピアッツァ・アルメリーナのカサーレ別荘調査を中心に―

朝・昼・夕方・夜の4つの顔―イタリアモザイク装飾から見る光の反射と今後の課題―

2018 吉井景子、井上由梨

和菓子とジャポニスム:虎屋を中心に考える

2018 佐々木真波、熊谷瑞希

フランスとイタリアにおける水上修道院の意義 ―モン・サン・ミシェルとヴェネツィアを例に

シーボルトコレクションから日本考古学の黎明を見る