研究旅行奨励制度実施報告
私たちは難民支援とどう関われるのか ~日韓比較を通じて韓国でのNPO団体・pNanの方々から学ぶ~
他国に避難してきた人を難民だと判断するかしないかの難民認定は、本来は事実の認定法律の枠組みによる判断においてのみ行われるべきだが、実際には各国の政治的な判断によって、その基準などが変えられることが実状である。つまり絶対的な基準はなく、人道と政治の狭間で揺れ動き、時代によって、また国によって変わることがあるのだ。そんなとき、政府では救いきれない難民に様々な方法で支援をしているNPO団体が様々な国にある。そうした団体のひとつpNan(在ソウル)を訪問し、支援方法やその範囲について学びたい。
私は日本の大村入管を訪れた時、自分の無力さを突き付けられた。難民支援をしていく中で、その様なことを経験すると思うが、そのときに職員の方はどのように考えるのか。難民支援を使命として働いている方の生の声を聴きたい。そして自分で深く考え、今後の研究の参考にしたいと考える。