学部独自の学びのサポート
机上と現場、理論と実践、どちらの学びも大事です。国際文化学部では、現地でのフィールドワークと、その成果を踏まえた論文執筆の双方をサポートするために、全学的な海外留学プログラムや奨学金とは別に、独自のサポート制度を設けています。どちらも長い歴史をもつこれらの制度を積極的に活用することで、先輩たちに続き、知的好奇心を世界に向けて解放して下さい。
研究旅行奨励制度
2001年度にスタートしたこの制度は、主体的な異文化体験やフィールドワークの機会を提供するために、優れた研究旅行プランを立案した学生に奨励金を支給するものです。応募要項やこれまでの研究旅行報告書は、ウェブ上で公開されています。
卒業論文表彰制度
2008年度にスタートしたこの制度は、ゼミ代表としてエントリーされた卒業論文の中から特に優れたものを選び、表彰するものです。最優秀賞と優秀賞の受賞者には、賞状と副賞(賞金)が授与されます。歴代の受賞者と受賞作は以下の通りです。
最優秀賞 | 福山柚乃「変身譚と〈死〉―太宰治「魚服記」におけるスワの変身」 |
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優秀賞 | 高田理世 「キリスト教の異文化受容 〜世界最大祝祭クリスマスの起源を切り口に 〜」 古場柚希 「クリスチャン・ボルタンスキーの空間芸術における祈りの〈場〉の移動について」 |
最優秀賞 | 西園悠香「満州国警察の実態──秘密結社に潜入した曽祖父」 |
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優秀賞 | 辛嶋玲南「精神と感覚の『東山ブルー』──自然と向き合う中で培われた東山魁夷の青」 安立茜音「東南アジア都市における商業施設内気温および環境意識の比較分析──クアラルンプール、バンコクでの調査から」 富田奈々美「古代世界におけるユダヤ人迫害──紀元後38年のアレクサンドリア」 |
最優秀賞 | 上原萌子「光の形而上学とゴシック大聖堂──シャルトル大聖堂のステンドグラスを中心に」 河内友希「ヨーロッパ演劇史におけるセネカ『メデア』の存在──エウリピデスとの比較を通して」 |
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優秀賞 | 迫田ひなの「釜山倭館における日朝外交の最前線──元禄三(1690)年の「交奸」(売買春)事件をめぐって」 |
最優秀賞 | 古田耕暉「霧社事件の真相−沈黙が開く虹の向こうのあけぼの−」 |
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優秀賞 | 宇都七瀬「WEB小説とはなにか?―ケータイ小説でもライトノベルでもない新しい文学―」 貝島香蓮「中世大内氏・大友氏関連遺跡出土資料からみた鳥食文化」 井上ひかり「韓国建築における空間的特性および風景作用—伝統建築および現代建築との比較から—」 |
最優秀賞 | 八尋未奈「英雄の死とは何か-W.B.イェイツ『クー・フリンの死』より-」 勢喜恵「死者の残滓-折口信夫『死者の書』における贖いと慰め」 |
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優秀賞 | 唐島慎一「台灣における現在の鄭成功-台湾開拓から355年の変遷を経て-」 田中恵「19世紀におけるパリ・ノートルダム大聖堂の再生-ラシュスとヴィオレ=ル=デュクの『修復計画書』を中心に」 |
最優秀賞 | 秋山知文「まなざしの呪縛 流転する自我―芥川龍之介「鼻」論―」 |
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優秀賞 | 佐藤春佳「博多遺跡群の出土銭貨」 末松佑梨「植民地文学から見る「親日」と「反日」」 金森有紀「映画『嵐が丘』の歴史と構造―ピーター・コズミンスキーを中心に―」 |
最優秀賞 | 羽田野智世「正義と行為―プラトン『国家』ギュゲースの指輪を中心に ―」 出羽有里「音楽を憧れる芸術―リヒャルト・ワーグナー『タンホイザー』とその受容―」 |
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優秀賞 | 熊谷奈々「アメリカ公民権運動に見る音楽の力―ゴスペル“We Shall Overcome”を中心に―」 有働千春「「風景」から「景観」へ―UNESCO世界遺産から見る景観保存の価値―」 |
最優秀賞 | 米村麻里「ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』──その語りの技法、オスカルに託された影との対話から読み解く」 |
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優秀賞 | 松隈未夏「リアルとファンタジーをめぐって──宮沢賢治・清川あさみの絵本『銀河鉄道の夜』の可能性」 森山真美「『オズの魔法使い』から見るアメリカ社会──大恐慌時代の「物語」」 戸川知紀「都市の「路地」再発見──歴史的・社会的視点から見るイタリア路地の存在意義」 松村唯美「スペシャル・インタレスト・ツーリズムによる「新しい観光」の一考察──韓国初のトレッキングコース「九州オルレ」を事例として」 温水愛里「「共感」に託した理想と現実──『フランケンシュタイン』の怪物の身体に表現された疎外感の本質」 |
最優秀賞 | 横山郁美「ウェスタ信仰の継承──信仰から精神へ、異教信仰の継続性に関する一考察」 |
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優秀賞 | 貝嶋咲「オープニングアニメーションの導入的役割と日本的特性──西洋と東洋の芸術的側面を参照して」 内田成美「大浦聖教版画《悪人の臨終》は何を語るか」 矢野裕子「村上春樹『ねじまき島クロニクル』論──視覚社会日本で失われつつある「個人」をめぐって」 |
最優秀賞 | 大石恵「リバタリアの夢―C.ジョンソン『イギリス海賊史』のユートピアは何故生まれたのか―」 真田美沙「良心の和解と犠牲―ヘーゲル『精神現象学』における言語と自己超出の構造―」 |
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優秀賞 | 花田恭子「カマン・カレホユック遺跡を読む―遺跡開発の観光・教育側面を中心に―」 児玉美代子「女性アーティストにおける自己の表象」 進美彩子「Zennism―禅はアメリカ文化的地位を獲得したか―」 大川内千草「進化する娯楽―遊園地の過去、現在、そして未来―」 山口優香「能の中の謡曲―江戸時代を中心とした謡文化―」 石橋加央里「『聊斎志異』における中国の快異文化―日本文化への影響と併せて―」 |
最優秀賞 | 高尾祐樹「アウトサイダー・アートの可能性―病理と創造の狭間で―」 |
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優秀賞 | 江川敏章「ミトラス教研究―ストア哲学とミトラス教の来世観での関わり―」 小野愛恵「岩井俊二「リリイ・シュシュのすべて」論―「多声性」「時間」「追憶」をめぐって」 山下喜久恵「ヒエロニムス・ボスの世界 《聖アントニウスの誘惑》に込められたもの」 |