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二藤 拓人が「日本シェリング協会研究奨励賞」および「日本独文学会・DAAD賞」を受賞しました

 国際文化学部の二藤拓人准教授が、著書『断片・断章(フラグメント)を書く―フリードリヒ・シュレーゲルの文献学』(法政大学出版局、2022年刊行)、および関連する研究業績において、「日本シェリング協会研究奨励賞」および「日本独文学会・DAAD賞」を受賞しました。

 「日本シェリング協会研究奨励賞」は、シェリングあるいは関連する同時代の思想、芸術、文学、宗教に直接あるいは間接に関係する著書や博士学位論文、複数の公刊論文における優れた研究成果に対して、その業績を顕彰することを⽬的とするものです。また、「日本独文学会・DAAD賞」は、ドイツ語、ドイツ文学およびドイツ語教育の研究と普及を目的とする学術団体としての一般社団法人日本独文学会が、学術的立場からその学会員の優れた研究業績を評価し、公に顕彰するために設けられたものです。

 この度、本学においても二藤准教授の功績をたたえ、優れた研究活動成果であるとして今井学長より7月25日に表彰が行われました。

 二藤准教授は日本シェリング協会研究奨励賞の受賞については、「私はこれまで、ドイツ・ロマン派の批評家Fr.シュレーゲルを主要な対象にしながら、彼の美的な表現形式であった〈断片・断章〉の書記行為に焦点を当てて研究に取り組んできました。この形式はロマン派の美学や詩学、あるいは観念論のなかで大きな意義を認められ、多くの研究の蓄積がありますが、私の研究の特徴は、そこに今世紀のドイツ語圏で精力的に進められている〈書記現場〉や〈文化技術〉についての研究をリンクさせ、推し進めている点にあります。この自分の着眼点を大事にしながら、同賞を励みに、今後も古今東西の知識人たちの〈書く〉の文化実践に新たな光を当てるような斬新な研究を続けていきたいと考えています。」とコメントしました。
 また、日本独文学会・DAAD賞の受賞について、「この度、受賞対象となった拙著は、2018年度に書き上げた博士論文の成果をもとにして、本学に赴任した2020年以降に加筆・修正に着手しながら、ようやく一冊の本のかたちへと完成させていったものです。自分の研究キャリアの出発点であり立脚点になるであろう著書が、身に余るほどの栄誉ある賞を賜ることになり、大変光栄に思うと同時に、非常に勇気付けられています。私の研究の道のりを支えてくださったすべての皆様に対して感謝の気持ちを申し上げるとともに、今後も継続して、新たな観点から人文学研究に貢献できるような道を切り拓いていきたいと思います。」とコメントしました。

2025.8.8 公開