お知らせ

2025/12/26 学部主催 粟屋利江講演会__同時上映『私たちが光と想うすべて』

パヤル・カパーリヤー監督の映画『私たちが光と想うすべて』は、ムンバイに暮らす女性看護師たちの日常と内面の揺らぎを、詩的な映像で静かに描き出し、カンヌ国際映画祭2024のグランプリを受賞した。そこで展開する言語空間には、主要登場人物たちが話すマラヤ―ラム語のほか、ヒンディーその他の言語が入り混じっている。

講演者である粟屋利江氏のご専門は、インド南部ケーララ州を中心とするインド近代史で、この映画の日本語版字幕(マラヤーラム語部分)も監修された。講演では、ケーララを中心としたジェンダー問題に光をあてる。
 ケーララ州は、古代よりローマとの交易があり、近代においては、医療・衛生・健康寿命の点でインド国内水準を牽引して、国内外に看護師を輩出してきたことから、映画内の女性たちの文化的背景にも響きあう。

日時:2025年12月26日(金)13:30開場/14:00開演(19:00終演予定)
内容:粟屋利江講演会 (映画同時上映『私たちが光と想うすべて』)
会場:西南コミュニティセンターホール(地下鉄西新駅3番出口徒歩5分)
主催:西南学院大学国際文化学部
料金:無料 (事前申込制

粟屋利江氏 略歴

 専門は南アジア近代史。
 東京大学教養学部教養学科、同大学院人文科学研究科修士課程・博士課程修了後、東京大学文学部助手を経て、東京外国語大学外国語学部にて教鞭をとり、2023年度より、東京外国語大学名誉教授。
 著書に『イギリス支配とインド社会』(山川出版社世界史リブレット,1998)、共編著に『インド – ジェンダー研究ハンドブック』(東京外国語大学出版会,2018)がある他、共訳書としてアマルティア・セン『議論好きなインド人 – 対話と異端の歴史が紡ぐ多文化世界』(明石書店,2008)や、スミット・サルカール『新しいインド近代史 – 下からの歴史の試みI, II』(研文出版,1993)がある。このほか、『岩波講座 天皇と王権を考える 第7巻』(岩波書店,2002)では「カースト秩序とジェンダー」の稿を著した。

2025.11.9 公開