教員紹介

朝立 康太郎

ゼミのテーマ

「世界史」の視野でアメリカ史を考える

ゼミの紹介

 このゼミでは、「歴史学」という学問分野の発想や視点を大切にしながら、「アメリカ」を時間的にも空間的にも幅広く考えていきたいと思います。「歴史」というと、「暗記科目」というイメージを抱く人や、「昔のこと覚えて何の役にたつの?」といったことを考える人が少なくないかもしれません。でも、本来的な「歴史」はそのようなものではありません。「歴史」は、「受験勉強の為に取り組まないといけないもの」ではなく、「人間が社会を形成しそれを維持していく上で欠かせないもの」なのです。「何でそうなの?」という疑問に対しては、このゼミや僕が担当する講義の中でお話ししていきたいと思います。
 ともあれ、現在の人間社会のあり方は、アメリカ史を幅広い視点から考えることで、様々にその理解を深めることができます。現在の歴史学では、現代世界の直接的な起源を、およそ16世紀以降に始める「近代(modern)」という時代にもとめる傾向がありますが、「アメリカ」の存在はそうした近代の時代を考える上でとても重要になります。
 歴史が好き、世界史が好き、西洋史が好き、そういう人はぜひこのゼミに集まってください。

履修希望科目

 哲学・思想系、文学系、歴史系の科目をどんどん履修してください。ちなみに、僕が担当している歴史系の科目は以下の通りです。

  • 「世界史概論A/B」 
  • 「アメリカ史A/B」 
  • 「アメリカ太平洋文化史A/B」

これまでの卒論テーマ

これまでたくさんの卒論指導をしてきましたので、以下のものはその一部です。

  • ハワイにおける日系移民の歴史
  • アメリカにおける黒人音楽の歴史
  • アメリカ合衆国の産業史
  • 現代アメリカの貧困問題
  • 日本における米軍基地問題─日米安全保障条約を巡る論争を中心に─
  • 日系アメリカ人の強制収容問題
  • 科学技術の社会的責任─マンハッタン計画を事例として─
  • アメリカ合衆国における宗教問題
  • アメリカとコーヒーの関係
  • アメリカ映画における黒人の表象
  • 第二次世界大戦期にアメリカ合衆国における原子爆弾開発

自己紹介

 鹿児島出身で二児の父です。空いた時間は基本的に子供と遊んでます。昔は古めの音楽とか楽器とかにも没頭していたのですが、今ではYou Tubeすら観ないようになってしまいました。「人生は短い」ということを胸に刻み、「やらなければならないこと」に向き合う毎日です。

読書案内

 読書体験は大切です。特に小説を読みましょう。初めは気になったものから手にとって読むと良いと思います。「なんか他にないかな?」的な感じで行き詰ったら、国際文化の教員を捕まえて聞いてみるのもお勧めです。

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