西洋文化系

アメリカ・太平洋文化コース

アメリカ・太平洋文化コース概要

多民族国家、キリスト教を基本とする宗教社会、内包する人権問題。個人やエスニックグループの権利の確立に向けた絶えまない努力と、それを支える思想の誕生。19世紀以降交流を深める太平洋諸地域、そしてアジアに主要な経済基盤を移行させているアメリカを歴史、宗教、思想、多文化主義、外交などから多面的に学び、理解を深めることができるコースです。

アメリカ・太平洋文化コースの教員紹介

系・コース専攻部門の講義紹介

アメリカ・太平洋文化史

アメリカ合衆国の政治文化や大衆文化史に関する様々なテキストを取り上げ、各テキストごとに個別の論点に注目しながらアメリカ合衆国の文化史的な理解を深める講義を行います。一つのテキストごとに2~3回の講義を予定しています。

アメリカ社会文化論

アメリカの文化を考えるとき、移民の歴史を考察することは一つのよい切り口になる。この講義は、アメリカにおける移民流入の歴史をたどることで、アメリカ社会文化の特徴を考察する。移民を受け入れたアメリカ社会からの視点だけでなく、「移民から見たアメリカ」という考え方も重視し、移民による手記・小説などにもふれながら、主な移民集団の歴史的経験を講術する。

アメリカ宗教文化論

アメリカにおける宗教とは何なのか。この問いを、アメリカ先住民の宗教・プロテスタント・カトリック・ユダヤ教・仏教・イスラム教とアメリカ宗教の多様な現実から考える。その上でアメリカ宗教のまとめとしてレポート指導と作成を行い、自らの研究成果を表現する。
なお、本授業は全て遠隔で実施する。ムードルとメールを用いた授業では議論を取り入れて理解の深化をはかる。

アメリカ思想文化論

教科書に基づいて、アメリカ思想を現代の大衆文化・思想との関連において概説する。
適宜、即席のグループを作り、発表や、教室内外での共同作業を行う。